フレデリカは日本映画ばっかり見ています<ネタバレ>

内容を知っている方だけどうぞ。ネタバレで感想や評価を書いています。たまに批評・解説になっちゃっているところもあり。評判は一通り書いてからチェックしています。

映画『十二人の死にたい子どもたち』60点/映画より舞台向け/ネタバレ感想と評価

十二人の死にたい子どもたち
杉咲花さんの耳の存在感!

 

こんにちは。フレデリカです。

 

十二人の死にたい子どもたち - 作品情報

作品情報

wwws.warnerbros.co.jp

あらすじ&鑑賞前感想

www.youtube.com

その日、12人の未成年たちが、安楽死を求め廃病院の密室に集まった。「みんなで死ねば、怖くないから」ところが、彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇。突然の出来事にはばまれる彼らの安楽死。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。彼らだけしか知らない計画のはず。まさかこの12人の中に殺人鬼が……?死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯し、12人の死にたい理由が生々しくえぐられいく。全員、ヤバい。気が抜けない。いつ誰が殺人鬼と変身するのか!?パニックは最高潮に。彼らは安心して“死ねるのか”怯えながら“殺されるのか”

十二人の死にたい子どもたち || TOHOシネマズ

 

監督は堤幸彦さん。うちとしては、人魚の眠る家イニシエーション・ラブ、エイトレンジャー2の人。
三池さんと並ぶ多作の人というイメージがありますね。

 

で、私はこの映画の肝を知っています。知ってしまったんです。
正月に実家で垂れ流されているTVを眺めてました。
そしたら本作の宣伝番組が流れてきたんです。MCはキャイーンの天野さん。ゲストはアイドルちゃん3人。私としては劇場の予告で見てきた内容を再度見て、番組は締めに入りました。
アイドルちゃんA「○○が楽しみ。楽しみです」
アイドルちゃんB「○○が楽しみ。楽しみです」
アイドルちゃんC「Aってことになっているけど、Bだったらどうしよう。楽しみです」
キャイーンの天野さん「この中の一人が内容を正確に言い当ててます。見たら、この子すげえなぁと驚いてください(笑)」

当たりはCちゃんに決まってんだろ。
アイドルちゃんCが本作の小説を見てたんだか、あてずっぽうだかわかりません。他と違うことを言って爪痕を強く残そうとしたのは確かです。
しかしキャイーンの天野。おめーのせいで台無しだよ。

追記。違いました。別の子の言ってたことでした。 

 

ここから先は 十二人の死にたい子どもたち の感想です。ネタバレしてます!!

 

十二人の死にたい子どもたち - キャラクターと俳優

先に言っておかなくてはならないことがあります。

彼らは15-18歳です。

十二人の死にたい子どもたちだったね。20歳過ぎあたりだと思ってました。二十代前半ぐらいに考えてみてました。

下に書いてあることは二十代前半であることが前提の感想です。何人かに「逃げちゃえば?」と書いてますが、18歳以下じゃそれを思いつくのは難しいか、、、、。

アンリ(7番) - 杉咲花さん

ダメだ、、、、超シリアス場面だろうと一瞬でも気を抜くと「耳すげえ」に持ってかれる、、、。
17歳。ネグレストと火事の中で助けを叫ぶ弟の絶叫から

シンジロウ(5番) - 新田真剣佑さん

コナンっぽい人が入ってきたなぁと思ってたら、本当にコナンだった。

17歳。長い闘病生活から。

ノブオ(9番) - 北村匠海さん

18歳。いじめている相手を階段から突飛ばしたら死んじゃった悔恨から

サトシ(1番) - 高杉真宙さん

ナレーション役というかゲームマスター役。普通のミステリーで言えば、主人公以外の刑事役。

15歳。家族離散から。

メイコ(6番) - 黒島結菜さん

どうにかクリアしてきた父親の査定に落ちてしまい父親の心に残りたいから。自身は娘の自殺で父親の評判を落としたいと思っているようですが。

18歳。こちらから父親を見切って逃げちゃえばいいんじゃない?

リョウコ(4番) - 橋本環奈さん

海外まで逃げちゃえばいいんじゃない?元乃木坂46橋本奈々未さんはフランスで暮らしているそうですよ。

 17歳。芸能人の自分とプライベートの自分の乖離が絶えられなくなったから。

マイ(11番) - 吉川愛さん

最後に書きますが、彼女はこの映画の試金石です。

17歳。病気を移されたから。

タカヒロ(8番) - 萩原利久さん

とりあえず薬飲むのをやめてみたら?
ヤンキーのセイゴも彼の言葉を止めなかったね。みんなタカヒロの話すことをちゃんと待って聞いてました。聞くべき価値がある内容なら聞いてくれる人はたくさんいますよ。タカヒロ的には、その「待って」が恥ずかしいんだろうけど、、、。

16歳。ドモリから。

ケンイチ(2番) - 渕野右登さん

サラリーマンだと思ってた。高校の制服でしたか。

個人的に何がやばいって、彼の空気の読めなさやマイが気づいたいじめられ雰囲気に全く気付かなかった私自身。私がいじめられずにやってこれたのは周囲にそれほど陰湿な人間がいなかったからかな、、、、。

16歳。いじめから

セイゴ(10番) - 坂東龍汰さん

逃げちゃえばいいんじゃない?

15歳。母親に保険金をかけられて殺されるから

ミツエ(3番) - 古川琴音さん

あ、公式サイトをみると目は大きいんですね。
劇中のミツエ通り、ロリファッションっの人って「目がシジミ」みたいに小さいってイメージがある。お化粧を落とすと極端に地味な顔になるというか。

興奮するとキャラを忘れて方言バリバリになってたのが面白かった。

16歳。心酔しているミュージシャンがなくなったから(ゲリ閣下というらしい)

ユキ(12番) - 竹内愛紗さん

15歳。事故で兄を意識不明にしたことと介護疲れから

???(13番) - とまんさん

寝てました。
wikipediaでは13番になってました。

十二人の死にたい子どもたち - ネタバレ感想 ( 60 / 100 )

登場人物に小さい子を混ぜなかった真摯さはいざぎ良いと思う。
小さい子がいると「その子を守る」とか「この子だけは生かそう」というベクトルや話の落としどころになりますが、その道は排除されてました。

司会進行の先生・大人役もいなかった。大人なら導いたり流れを作るようになりますが、場を提供したサトシは何もしない。プレイヤーに展開を任せるだけ。(状況は作ってたけどね。個別に話ができるようにチーム分けするとか)

立場に凸凹を作って、関係性の強弱を見えやすくするのが常套手段ですが

本作は立場に上下がなく、全員が本当に対等。それに手を出すのはなかなか勇気ですね。

 

死がテーマではなく特殊設定推理もの

ちょっとテーマの置き所に困ってました。メイコがずっと主張していたように「死ぬんだから、もういいでしょうよ」。イレギュラーの人間がいようがいまいが関係ないじゃない。その理屈がミステリーフェーズの展開に詰まるとそっちの話をしてミステリーに戻る。

サスペンス(生死がかかわるドキドキ)で引っ張った映画だけど、描かれていることがミステリー(犯人捜し)なんだよね。サスペンスのつもりで見始めたからミステリーに軌道修正するのが大変でした。上記に書いた通り、サスペンスがちょいちょい顔出すし。

事件ってことになると目的が果たせないセイゴと大騒ぎするケンイチを外に出して、死んじゃえばよかったんじゃないの?そうなったとしてもサトシが3チーム(脚立係・練炭係・ガムテープ係)に分けてお互いに身の上話を聞くようにして簡単には実行しないように持っていくだろうけど。

映画より演劇向け

特にクライマックスで思ったんですが、原作の小説がメディアミックスで想定していたのは映画よりも演劇なんじゃないかな。

舞台の方なら納得できる部分が多いんですよ。

  • 全員に見せ場がある。(お客は映画と違い演劇は明確な役者目当てで足を運びます。だからこそ良作の舞台は演者全てに見せ場があります)
  • 演者が固定されていて、エキストラさえいない。
  • 回想シーンがない。ちょっとの演出で一瞬しか出てこない俳優とかはいない
  • 場面が少ない。会場、屋上、正面玄関、会場以外の部屋が一つ。これぐらいなら舞台で表現できるはず

んで、クライマックスの語りは動きのない立ったままの叫びあいです。口喧嘩とかではなく自分の主張を叫ぶ。画面が少し単調です。演劇なら生の迫力で感動したかもしれないなと思いながら見てました。

 

深堀のレベル

それほどちゃんと深堀されてないです。過去の回想シーンもないし。全員、それほどはっきりとした解決策は出てない。
けど深堀のレベルに満足してないわけじゃないんだよねー。

 

十二人の死にたい子どもたち のベストシーン

映画のキモ・冗談

肝であり冗談

死にたいのはヘルペスになったから

クライマックスの主旨は下記です。
・悩みに大きいも小さいもない。
・死にたくなるほどの悩みは人それぞれ。

 

クライマックスが心に響いているかどうかで、
マイが言い出した「私はヘルペスになったから」の反応が分かれます。

a.そうだよね。人には人の悩みがあるよね

b.ヘルペス?(笑)

残念ながら、私はbでした。

 

上でも少し書きましたが、舞台だったら、生の人間の迫力に感動してたかもしれないし、若ければ感動してたかも。

映画を見ているおっちゃんでは、感動や共振はちょっと厳しかったです。

 

きれい・かわいい・色っぽい

変装を解いて顔を見せた橋本環奈さん。

確かにかわいかった。会議の本題がずれるのを納得するほどかわいかった!! 
色々な映画で橋本環奈さんを見てきましたが、「千年に一度のアイドル」の称号は伊達じゃなかったです。

 

十二人の死にたい子どもたち の評判

2.92/5.0 (yahoo映画 2019/01/26)

 

その他

私のこと

アイドルちゃんCが言ってたのは「みんなで死ぬってことになっているけど、この中の一人を殺すためにみんなが集まってたなら怖いですよね」です。
忘れてくれればいいものを、この映画ブログをやっているせいか、ずっと頭に残ってました。

天野さんが言いたかったのは「これで誰も死ななかったらすごいですね」の方だったのかな?

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