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映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』65点/美咲(高畑充希さん)が主人公でいいんだよね?/ネタバレ感想と評価

#こんな夜更けにバナナかよ

こんにちは。フレデリカです。

久しぶりに「場内の声」を聞きました。鹿野が倒れたときに「あっ」という声が聞こえてきました。

 

こんな夜更けにバナナかよ - 作品情報

作品情報

bananakayo.jp

  • キャスト:大泉洋さん  高畑充希さん  三浦春馬さん 
  • 監督:前田哲さん
  • 脚本:橋本裕志さん 
  • 公開日:2018.12.28
  • ジャンル:青春
  • 上演時間:120分
  • レーティング: G

あらすじ&鑑賞前感想

www.youtube.com

北海道の医学生・田中はボランティアとして、体が不自由な鹿野と知り合う。病院を飛び出し、自ら集めた大勢のボランティアや両親に支えられて風変わりな自立生活を送る鹿野。夜中に突然「バナナが食べたい!」と言い出すなど、いつも王様のような超ワガママぶりだが、自分自身に素直に生きる鹿野は、どこか憎めない愛される存在だった。ある日、鹿野は新人ボランティアの美咲に惚れ、彼女へのラブレターの代筆を田中に依頼するが、実は美咲は田中と付き合っていて…。奇妙な三角関係は、鹿野の主治医やベテランボランティアたちを巻き込んで大変な騒動に!しかし鹿野の病状は徐々に悪化、体はますます自由が利かなくなっていく。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 || TOHOシネマズ

劇場で予告PVを見ているとちょっと見るのが怖くなってました。障碍者に対する偏見」「”嫌な奴”という感情を障碍者には向けてはいけないという理性の皮被った偏見」という私が見ないようにしている私の部分を突きつけられるような気がしたんです。

 

監督の前田哲さんがTBSラジオに出演されているのを聞きました。映画への私の迷いは高畑充希さんが吹っ飛ばしてくれるらしいです。しかも開始十分で。

私が懸念したことを序盤でクリアして、さらに奥のモノを見せてくれるらしい。

楽しみにしてみよう。

 

ここから先は こんな夜更けにバナナかよ の感想です。ネタバレしてます!!

 

こんな夜更けにバナナかよ - キャラクターと俳優

人物相関図

こんな夜更けにバナナかよ-人物相関図

鹿野靖明 - 大泉洋さん

鹿野とボラはお互いに影響を与え合っているから、鹿野はわがままを言ってもいい。それは一方通行の影響ではない。って話ですが、それでもボラに何かしてもらったら「ありがとう」はあってもいいと思うよ。

 

大泉洋さんはいろんなことができますね。

大泉洋さんが快男児の映画

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安堂美咲 - 高畑充希さん

話の軸が鹿野かと考えてた頃もありますが、「こんな夜更けにバナナかよ」と言ったのは誰か?と考えれば、軸は美咲。

恋人の言葉を確認しに行って
嫌な奴に会い、
分かり合えないと帰ったのに
鹿野の家が居場所の一つになってました。

 

ところで、大学受験はボラとバイトと勉強を三立させても合格するもんかい?

田中久 - 三浦春馬さん

主人公っぽいんだけど、主人公じゃない人。立ち位置がフワフワしてました。

 

彼を軸として考えるには微妙すぎる。
親父さんへの反発(?)、医学部をやめる、復帰する。どれも深堀されずでした。

鹿野に影響されて価値観が揺さぶれた人の代表です。けど、軸に考えられなかったなぁ。

 

イケメンだったよ。いくつかのシーンで高畑充希さんのきれいさよりも三浦春馬さんのイケメンっぷりが光りました。

三浦春馬 ふれる

三浦春馬 ふれる

 

 

野原博子 - 原田美枝子さん

反体制派である鹿野の具体的な敵なんだけど、鹿野に寄り添っているのが見事でした。

 

こんな夜更けにバナナかよ - ネタバレ感想 ( 65 / 100 )

鹿野を中心に見るなら、カテゴリ「人生・日常」枠。美咲を中心で見たので「青春」枠。

冒頭の鹿野に本気でむかつきました。美咲が鹿野を見極めてました。しかし単なる物語のフックなんじゃないかと思うほど、美咲は”鹿野ファミリー”に溶け込んでいきました。

 

教育学生というウソをついてたのは自分なのに、
それに彼氏が動揺しまくってたら怒って帰るってのはどういうことでしょう(笑)

その理不尽さは脇役のそれであり、田中君が主人公なのかと切り替えようかとも思いましたが、やっぱり美咲が主人公でした。

 

その後、田中君が「鹿野とベットインしかけたのか」と男の嫉妬丸出しにした時も、なぜか立場が上で話を進めてる。

 

美咲が主人公でいいんだよね?

よい言い方をすれば、鹿野、美咲、田中の三人を軸にして進んでいく物語なんですが、田中パートが弱いので、田中のために(上記通り)美咲が脇に回ったときに”脚本の都合”が目立ちました。

 

、、、あ、わかった。私の感じている違和感。

告知PVだと、鹿野と美咲が反目しあう物語だと思ったらすぐに和解したから感情の持っていきどころが分かんなくなってるんだ。

 

ボラの介護と親の介護

なるほどね、と思ったこと。

親の手を借りずに生きていることを鹿野は誇りに思ってますが、理屈がおかしいと思ってたんですよ。「”誰か”の手を借りる」ということはしなくちゃいけないんだから、それが、ボラか親かの違いで大差ないんじゃないのと思ってました。高村(萩原聖人さん)や前木(渡辺真紀子さん)の時間を使っているわけだから。

けど、そうじゃないと気づいたのは「3月になるとボラがやめる」という描写でした。

親御さんのように(多少の負い目を感じながら)人生の全てをかけて介護するのではなく、学生のモラトリアムの時間を少し分ける。それは確かに「互いに影響を与える」という親御さんとはちがう関係性を築けますね。

 

鹿野のわがまま

よい言い方をすると”パワー”という言い方になる鹿野のわがまま。

ディスりになっちゃうけど、あれほどのわがままを言える人間じゃないと改革は難しいんですかね。

私なら、間違いなく「最小単位である親に迷惑をかけて自分の人生を締めよう」と思ってしまう。病室の天井の穴を線でつなぎながら時間をつぶすことでしょう。

 

私の考えたことが間違っているとは言わないけど、鹿野のようにボラに支えてもらうのは一つの方法であり、私が思いつかない方法ですね。一人で大学のロビーに行って”自分の介護をしてほしい”とビラを配ってボラを募るなんてできないです。

 

それでも一つ一つに「ありがとう」は言わなくちゃとは思うけどね。

 

こんな夜更けにバナナかよ のベストシーン

映画のキモ

これがないとテーマがぶれます。

 退院パーティで鹿野のプロポーズを断る美咲

テーマは”障碍者と付き合い方”のはずなのに、後半が始まったころから”障碍者との恋”にスライドしちゃったのか?と思っていたので。

ついでにこのシーンで主人公ははっきりと美咲であり、カテゴリは「青春」だと思いました。

 

鹿野がボラのどなたかと恋愛関係になるのはありだとは思いますが、映画のテーマとしては美咲とくっついたら何が何だか分からなくなっちゃいますよ。

 

冗談

いつもは、面白かったポイントなんですが、今回はちょっと形が変わります。

鹿野が危ない!で呼び出される美咲(二度)

私はあまり生死にかかわる冗談が好きではありません。映画なので(でも実話なんだっけ?)一度はスルーしましたが、二度は勘弁。

 

映画とあまり関係なく思った感想。

あの状況でバナナが欲しいなんて、絶好調時のアカギにしか許されねえよ! 

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 アカギは登場シーンで、真夜中にふぐ刺しが食いてえと言い、作らせておいて半分弱食べたら飽きて食べるのをやめます。

 

きれい・かわいい・色っぽい

 鹿野に切れた美咲に対して、田中が鹿野のデートに付き合ってほしいと大学のキャンパスのようなところで言います。
それに対して美咲は交換条件としてキャンバスでのキスを求めてきます。

そのときの

オトコを試す高畑充希さんのオンナの目。

色っぽかったー。

 

後半で自分のおっぱいに大泉洋さんの手を当てる高畑充希さんの姿はそうでもなかったなぁ。

 

こんな夜更けにバナナかよ の評判

4.15/5.0 (yahoo映画 2018/12/30)

「ありがとう」は施される側の対等ではない立場の言葉。という意見がありました。否定もしきれないけど、考え方かなぁ。

俳優の演技で評価が底上げされている感じがします。

 

その他

私のこと

劇中でもちょっと出てきた障碍者の性について、

それと一般の目についてを真っ向から描いています。

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監督:-前田哲さん-

脚本:-橋本裕志さん- 

俳優:-大泉洋さん-  -高畑充希さん-  -三浦春馬さん-  -萩原聖人さん-  -渡辺真起子さん-  -宇野祥平さん-  -韓英恵さん-  -竜雷太さん-  -綾戸智恵さん-  -佐藤浩市さん-  -原田美枝子さん-