フレデリカは日本映画ばっかり見ています<ネタバレ>

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映画『リバーズ・エッジ』3つのポイントとベストシーン/ネタバレ感想と評価

こんにちは。フレデリカです。

リバーズ・エッジ - 感想まとめ

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作品情報

 

その1

www.frederica-movie-review.com

 

 

リバーズ・エッジ の3つのポイント

  • 本作のフックである白骨死体に固執すると軸を見失います。
  • 全ての事件はハルナの”薄い膜”をはっきりさせるために提示されます。
  • 「白骨死体」よりも山田の「UFOを呼ぼう」の方が、本作のキーワードとして正しいと思う。

 

全体感想

一本のはっきりした流れがないので確かにわかりにくい

告知動画でもあらすじでも「放置された死体」というキーワードで始まりますが、死体そのものは前半でなくなります。しかも埋めた理由だった埋蔵金騒ぎについては一切描かないから埋めた死体を発見されるという方向の話でもない。かなりのパワーワードである「放置された死体」は導入でなくなっちゃうんです。

ハルナ・山田・こずえは「放置された死体」を知っているという連帯感もないんだよなぁ。

 

ハルナに関係のない衝撃・関係のある衝撃

ハルナの周囲ばかりではなくハルナ自身もそう考えているようですが、「ハルナは傍観者」。青春時代に感じる自分と周囲を分ける”薄い膜”がハルナにあるのは確かです。後半はね。

でも導入部分でね、いじめられている山田を助けに使われていないっぽい旧校舎に夜になって入り込むのはとても後半のハルナはまるで違います。導入部分の行動力は、「自身の正義感のためではなく、観音崎の後始末」ではないよなぁ。そこでかなりこんがらがりました。

 

本作の事件の全てはハルナを深堀するために、用意されたものです。ですが、ハルナに直接関係があったり間接的で薄すぎたりとわかりにくいよなぁ。

観音崎のヤンキー性とクスリとルミのだらしなさ

道徳的な悪性の代表二人。初めて白骨死体を見たハルナの衝撃を、薬を入れてのセックスをする二人と重ねて衝撃でブーストさせたのは見事でした。

話の引っ張った二人でしたが、二人はハルナに自分のことを話してません。それはハルナがまとう”薄い膜”(ATフィールドとか薄皮とか無関心ぶりともいいますが)のおかげで本当の自分をハルナにさらすことができませんでした。

ルミとお姉ちゃん

お姉ちゃんはルミを転落させるために出てきただけでハルナとは関係ないか。

山田の同性愛と男娼

同性愛はともかく男娼は関係ないか。

同性愛ってことが特殊すぎて、ハルナは自分の”薄い皮”からでて踏み込みました。あまりに不作法すぎたので怒られてしまいました。

拒食症のこずえ

モデルをやっているけど、自己肯定力が低いこずえ。だからこそ同志を見つけたつもりで、ハルナの”薄い皮”をぶち破って入ってきてしまいました(猫の....の件ね)が、ハルナは拒否りました。

カンナのヤンデレ

彼女は頑張ったよ。くだらない自分のことだけ語ってたんじゃなくて、山田がしゃべってくれないから自分のことを言うしかなかっただけです。惚れた相手が悪かった。可愛そうでした。

でも、いじめられている奴に惚れて付き合っちゃう人っているの?それに観音崎は山田とカンナが二人で歩いているときも当たり前に殴ってくると思うよ。山田の情けない姿をカンナに見せるために。

ハルナからすれば、知人でさえない別のクラスの子。忍び込まれて部屋に燃やされて飛び降りされちゃったら”災難”としか言いようがない。

 

白骨と猫とルミ

知った時にはすでに骨になっていた白骨死体は”薄い皮”の外のことなので受け入れることができました。

ミルクを上げていた猫の変わり果てた姿。死体愛好家のこずえは同士のハルナに喜んで教えに行きましたが、ハルナは拒否反応が出ました。

山田が「見においで」と言い、こずえは喜んで見に行きました。二人にとってルミの死体は白骨死体と同じです。でもハルナにとっては生きていたころを知る死体です。そこでルミを見たらどうなっていたか、、、、。(観音崎が救いを求めてきたのはおまけですね。二階堂フミさんのおっぱいが見れたけど)

 

リバーズ・エッジのクライマックスでハルナが語っていたこと

思春期に持っている”薄い膜”。ハルナの”薄い膜”が破れることはありませんでした。

ハルナは、街を出ることを「寂しくない」と言いました。半分燃えたぬいぐるみを握ってるけど、火事のことは口にしません。黒くなったぬいぐるみのことも話題にしません。

観音崎は、学校を言い訳に使って「見送りに行けない」と逃げました。

山田は,少しだけハルナの”薄い膜”を開けました。寂しいと。

 

ハルナの”薄い膜”は引っ越し後もなくなることはないでしょう。けど、ハルナは”薄い膜”との付き合い方や開け方を少し知ったような気がします。

 

いくつかのことについて時代かかっているなぁと思ってたけど、原作は1993年の作品でしたか。

ハルナの価値観の自立をタバコで表現するとか、調子に乗っている観音崎三井寿キムタク風味とか、過食症とか、カンナのヤンデレ化とか。

調子に乗っているヤンキーを現代で表現するならロンゲキムタクじゃなくてジャージエグザイル?それももう古いのかな?

 

牧瀬里穂さんのCMの話(ちょっとググったけど見つからなかった。創作?)とか、キテレツの話とかはその時代の事柄なんですね。 

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リバーズ・エッジのベストシーン

猫の亡骸を見せられて、泣いた時に抱きよされたシーン

このシーンです。違和感だらけ。

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私だったら、「お前と一緒にするな!」とばかりにこずえをはねのけると思うけど。

ところでやったのは、山田ですかね?憧れの彼氏が女の子と仲良くしてて、分かってはいたけど、彼氏は自分が眼中に一切ないことを実感してしまった嫉妬のぶつけ先。

 

 

観音崎とルミのクスリの吸い方

あんな感じなんですね。クスリをキメるってもうちょっと火であぶるとかそういうことかと思ってたんですが、並べてそのまま吸うんですね。

 

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